土日に友人が東京から来た。

 

アメリカ留学時代の友達だ。

 

彼はいまヤクルトスワローズで外人選手をスカウトする

 

国際部長をしている。

 

 

今回は野球部の息子の中学校で話をしてもらうため

 

来てもらった。

 

野球部員、顧問の先生、保護者など約30名ぐらいに教室で

 

話してもらった。

 

Mくんは中学時代は落ちこぼれで成績もビリのほう。

 

野球部にもいたが身体が小さく補欠でさえない部員だったらしい。

 

そんな彼が色々考えた末

 

アメリカに行って英語を学び、なにか野球に関わる仕事を

 

したいと思った。

 

学校を卒業後、アメリカに来たヤクルトの練習に飛び込みで

 

参加した。

 

給料もいらないから球拾いでもなんでもするから手伝いたいと

 

言って渋々許可をもらい球拾いをしたそうだ。

 

泊まるとこも食べ物も全部自腹だ。

 

それでも一生懸命やっているうちに選手たちも声をかけてくれ

 

仲良くなり食事にも誘ってくれるようになった。

 

当時の野村監督や長嶋一茂さんなどに良くしてもらったという。

 

 

そこから野村監督の息子さんダン野村を紹介してもらい、アメリカで

 

野球の仕事に携われるようになったそうだ。

 

それでも安月給で食べていくのが精いっぱいの暮らしが何年も

 

続いたという。

 

そしてメジャーリーグに行った野茂の通訳をしてドジャーズで

 

就職することが出来たらしい。

 

 

目をキラキラさせた中学生たちに彼は一生懸命話した。

 

どんな夢でもいいからあきらめずにがんばってと。

 

一生懸命やってれば道は開けてくるから。

 

どうすれば開けるか、突破できるか、考えることが大事だと。

 

どんなことでも出来るよ。

 

落ちこぼれのボクでも出来たんだからと。

 

勉強ができなくてもいい。

 

好きなことを追いかけろ。

 

人がやらないことで勝負しろ。

 

きっと自分の道が見つかるから。

 

子供たちへ熱いメッセージを送ってくれた。

 

親御さんたちもとても感動して一生懸命話を

 

聞いてくださった。

 

 

Mくん

 

ありがとう。

 

はじめて君の人生の生きざまを聞いてオレも感動

 

したよ。

 

忙しいのにわざわざ岡山までこのことのためだけに時間を

 

作ってくれて。

 

いい友達を持ちました。

 

 

今度はオレが東京に遊びに行くね。

 

これからもよろしくお願いします。

 

ありがとう。