だれかのために。

だれかのために。

  • 2012-05-21 09:05:00
 先週土曜日に岡山県中小企業家同友会の総会がありました。

200名を超える方々が参加されました。

最初に分科会という勉強会がありました。
経営指針・社員教育・地域づくり・障害者問題と4つのテーマがあり
わたしは障害者問題の分科会に入りました。

大阪のシステム会社の社長と社員さんが発表されました。
この会社の社員さん7名中5名が障害を持った方々だそうです!
(失礼ながら)え~、それで会社成り立つの?というのが
正直な感想でした。

話しを聞いてみると、「障害者であろうと、なかろうと能力で判断させて
もらってます。もちろん、健常者の方とはちがうサポートや援助は
必要になります。今日はウチの社員を連れてきましたので直接
話しをしてもらうので聞いてください。」と言って社員さんに
バトンタッチ。

社員のFさん、18歳で事故で頚椎損傷となり胸から下が麻痺、
車イスに乗られてきました。
紆余曲折を経て、Fさんの想いは「引き篭もりには
なりたくない」でした。
社会との接点を持ち、自分なりに人とつながっていたいという
想いでした。
ひょんな縁から社長のOさんと出会い必死に採用をお願い
します。
O社長、その時が起業してから一番キツイ時期だったと
言われました。
でも、Fさんの熱い想いに動かされ採用したそうです。

Fさんは「会社のお荷物になりたくない。働く場所を失いたくない。」
という想いで一生懸命働いたそうです。

O社長は言います。
「このFくん、働いてもらってわかったんやけど、メッチャクチャ
優秀なんですワ。ビックリしましたワ!」

さらに「それと仕事終わって一緒に食事して飲みにも行くんですが
彼の仕事に対する姿勢や想いがわたしにとって、とても勉強に
なるんですワ。生活のために彼は障害者ですから働く必要は
なかったんです。でも、その彼が示してくれた働く意味や
喜び、これがわたしには何よりも彼を採用して勉強させて
もらいました。」

なんという素晴らしい関係なんだろう・・・。
相手の弱いところには手を差し伸べ、いいところを心から
尊敬し認めていく。

これは障害者の問題ではない、われわれみんなの問題だ。
健常者であろうと、障害者であろうと、相手を認め尊重する
ところからその絆が生まれる。

そんなことを教えていただいた分科会でした。

また、当たり前に歩けること、しゃべれること、書けること、笑える
こと、泣けること、当たり前じゃないじゃん!!
しあわせに気づかないしあわせものです。

また強い人に会えました。

ボクももう少しだけ強い人をめざそう。

だれかに少しだけ恩返しをするために・・・・。

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